優しいフェイク
しまった。
起きた瞬間、そう思った。
外の明るさが「しっかり」していて同時に金曜日だと思い出す。
携帯画面を見ると【08:50】。会議は9:00から。…もうダメだ。
ゴーダからの着信はない。
甘えていた。会議の朝はゴーダが起してくれると信じすぎていた。
ゴーダも寝坊?着替えながらふ、と思う。
ゴーダは入社して5年。一度も遅刻したことがない。
時間に正確でスクエア。だから秘書向きなのだが。
化粧しながら柏に電話すると「ゴーダさんも来てないんです」。
警察に捕まってもおかしくない酷い慌てた運転で都内。
40分の遅刻で会議室に入ったが、ゴーダは居ない。
柏が携帯を耳元に持ち、小さく首をふる。携帯も繋がらないようだ。
―――おかしい。
あれで精神的に強く、突然飛ぶようなことはしない。
仕事を愛してるから、会議を無視などしない。
信じすぎ?いや、積み重ねだけが信用を生む。
あの子はそれに値する仕事をしてきていた。
こうなると病気か事故。14時をすぎる頃には
「どうかされました?」と先方に言われるほど集中力を欠いていた。
家まで行くか、そう決めて携帯を握った瞬間、ふと思い出した。
お姉さん。私は一度飲んでから仲良くなりメルトモ化していた。
「あ。コイルちゃん?」
やっぱり。
確信がきて廊下のソファに座り込んだ。後ろで救急車の音が聞こえるのだ。
お姉さんは間違いなく病院に居た。怪我は?聞くと「軽症」と笑った。
その笑い声に安堵して息を吐いた。
「あの子、昨日仕事で徹夜して、カバンのファスナー開いた状態でバイク乗って。CD-ROMが落ちた音で気がついて、拾おうとした時に車が来て、それは避けたみたいなの。でも、その後ろからきた自転車にはねられたみたい。携帯は落としたって」
なんかさ〜…間抜けじゃない?お姉さんは笑った。
軽症で良かったですよ。私も緊張の糸が切れて小さく笑った。
「お見舞いに行きましょう」
8時間に及ぶ会議終了後、柏は声をあげた。
いや、1日検査入院するだけみたいよ?
それに彼女が来てるかもしれないし。
「いいえ、来ていません」
なぜ断言できるのか怖くて聞きたくない。
「それにCD-ROMって…」柏は声を詰まらせた。
うん、多分そうだね。私にはそれが【何なのか】分かっていた。
ソファーから立ち上がった。…行くか。
柏をバイクの後ろに乗せて甲州街道を飛ばした。
病院前で待っていたお姉さんの笑顔で、本当に軽症だと分かる。
部屋には元気そうなゴーダが横になっていた。「すいません」
起きようとするのを制し、軽症で良かった。ため息をついた。
「コイルさん」ゴーダはベットから視線を投げた。「寝坊しました?」
まずそれかよ!私が突っ込むより早く「40分遅れました」後ろで柏が断言した。
「しかも会議に集中してなくて先方に突っ込まれました」
あはは。ゴーダは顔をクシャクシャにしてゴーダは笑った。
「どうしてそんなに駄目な人なんですか」
お前のせいだよ!言葉を飲み込んで、そうねと微笑んだ。
そしてCD-ROMって、と切り出した。
「すいません」ゴーダは呟いた。「割れてしまいました」
いや、そうじゃない。
CD-ROMの内容は先週、仕事に詰ったゴーダに私が焼いてもってきた
良い作品集だ。参考になる良い物が何本か入っていた。
あんなのどれだけでも焼けるでしょう?落ち着いて行動すれば良かったのに。
私は声を荒げた。
「いえ、お手数かけるので…」
こうして事故られるほうがお手数だわ。思わず吐き捨てる。
後ろでお姉さんがブフッと笑った。
ゴーダは首を痛めたらしく、即刻復帰はどう考えても無理だ。
問題は仕事。最近スタジオに居ないので状況が分からず、まず確認した。
―――全く余裕がない。よくここまで酷いスケジュールにしたものだ。
各方面に確認して、会議だけは私が出てゴーダとの間に入ることにした。
悪いが自宅療養しながら働いてもらう。
本人もそれを望むだろう。正直、私が全部終わらせた方が楽に決まってる。
でもこの仕事は、去年ゴーダが一人した初めての仕事で(毎年同じ仕事がくる)
成長した自分を確認できる良い機会だ。なんとか一人で終わらせてほしい。
「コイルさんはゴーダさんに甘いですねぇ」調整を手伝いながら柏は笑った。
早く一人前になってもらわないと。半分本音で、半分嘘だ
自分の完成形が見えて疲れ始めると、成長している若い姿に活力を貰うのだろう。
頑張って【面白いクリエイター】になってほしい。
ただそれだけ。
起きた瞬間、そう思った。
外の明るさが「しっかり」していて同時に金曜日だと思い出す。
携帯画面を見ると【08:50】。会議は9:00から。…もうダメだ。
ゴーダからの着信はない。
甘えていた。会議の朝はゴーダが起してくれると信じすぎていた。
ゴーダも寝坊?着替えながらふ、と思う。
ゴーダは入社して5年。一度も遅刻したことがない。
時間に正確でスクエア。だから秘書向きなのだが。
化粧しながら柏に電話すると「ゴーダさんも来てないんです」。
警察に捕まってもおかしくない酷い慌てた運転で都内。
40分の遅刻で会議室に入ったが、ゴーダは居ない。
柏が携帯を耳元に持ち、小さく首をふる。携帯も繋がらないようだ。
―――おかしい。
あれで精神的に強く、突然飛ぶようなことはしない。
仕事を愛してるから、会議を無視などしない。
信じすぎ?いや、積み重ねだけが信用を生む。
あの子はそれに値する仕事をしてきていた。
こうなると病気か事故。14時をすぎる頃には
「どうかされました?」と先方に言われるほど集中力を欠いていた。
家まで行くか、そう決めて携帯を握った瞬間、ふと思い出した。
お姉さん。私は一度飲んでから仲良くなりメルトモ化していた。
「あ。コイルちゃん?」
やっぱり。
確信がきて廊下のソファに座り込んだ。後ろで救急車の音が聞こえるのだ。
お姉さんは間違いなく病院に居た。怪我は?聞くと「軽症」と笑った。
その笑い声に安堵して息を吐いた。
「あの子、昨日仕事で徹夜して、カバンのファスナー開いた状態でバイク乗って。CD-ROMが落ちた音で気がついて、拾おうとした時に車が来て、それは避けたみたいなの。でも、その後ろからきた自転車にはねられたみたい。携帯は落としたって」
なんかさ〜…間抜けじゃない?お姉さんは笑った。
軽症で良かったですよ。私も緊張の糸が切れて小さく笑った。
「お見舞いに行きましょう」
8時間に及ぶ会議終了後、柏は声をあげた。
いや、1日検査入院するだけみたいよ?
それに彼女が来てるかもしれないし。
「いいえ、来ていません」
なぜ断言できるのか怖くて聞きたくない。
「それにCD-ROMって…」柏は声を詰まらせた。
うん、多分そうだね。私にはそれが【何なのか】分かっていた。
ソファーから立ち上がった。…行くか。
柏をバイクの後ろに乗せて甲州街道を飛ばした。
病院前で待っていたお姉さんの笑顔で、本当に軽症だと分かる。
部屋には元気そうなゴーダが横になっていた。「すいません」
起きようとするのを制し、軽症で良かった。ため息をついた。
「コイルさん」ゴーダはベットから視線を投げた。「寝坊しました?」
まずそれかよ!私が突っ込むより早く「40分遅れました」後ろで柏が断言した。
「しかも会議に集中してなくて先方に突っ込まれました」
あはは。ゴーダは顔をクシャクシャにしてゴーダは笑った。
「どうしてそんなに駄目な人なんですか」
お前のせいだよ!言葉を飲み込んで、そうねと微笑んだ。
そしてCD-ROMって、と切り出した。
「すいません」ゴーダは呟いた。「割れてしまいました」
いや、そうじゃない。
CD-ROMの内容は先週、仕事に詰ったゴーダに私が焼いてもってきた
良い作品集だ。参考になる良い物が何本か入っていた。
あんなのどれだけでも焼けるでしょう?落ち着いて行動すれば良かったのに。
私は声を荒げた。
「いえ、お手数かけるので…」
こうして事故られるほうがお手数だわ。思わず吐き捨てる。
後ろでお姉さんがブフッと笑った。
ゴーダは首を痛めたらしく、即刻復帰はどう考えても無理だ。
問題は仕事。最近スタジオに居ないので状況が分からず、まず確認した。
―――全く余裕がない。よくここまで酷いスケジュールにしたものだ。
各方面に確認して、会議だけは私が出てゴーダとの間に入ることにした。
悪いが自宅療養しながら働いてもらう。
本人もそれを望むだろう。正直、私が全部終わらせた方が楽に決まってる。
でもこの仕事は、去年ゴーダが一人した初めての仕事で(毎年同じ仕事がくる)
成長した自分を確認できる良い機会だ。なんとか一人で終わらせてほしい。
「コイルさんはゴーダさんに甘いですねぇ」調整を手伝いながら柏は笑った。
早く一人前になってもらわないと。半分本音で、半分嘘だ
自分の完成形が見えて疲れ始めると、成長している若い姿に活力を貰うのだろう。
頑張って【面白いクリエイター】になってほしい。
ただそれだけ。
というわけで今日はNスタで作業後、メインスタジオに移動して会議待ち。
アホみたいに長文です。眠いんだもん(疲)。
なんだろ。朝はOL…夜はホステスみたいな気分。
一週間くらいしか持たないと思うんだけど(笑)
良い先輩ぶる自分を嫌いで、少し好きだったりする。
あ、中日優勝バンザイ!
でも福留が居ない状態で優勝されると微妙…。
私、中日以前に福留好きなんですよね(ユニフォーム持ってる)。
アホみたいに長文です。眠いんだもん(疲)。
なんだろ。朝はOL…夜はホステスみたいな気分。
一週間くらいしか持たないと思うんだけど(笑)
良い先輩ぶる自分を嫌いで、少し好きだったりする。
あ、中日優勝バンザイ!
でも福留が居ない状態で優勝されると微妙…。
私、中日以前に福留好きなんですよね(ユニフォーム持ってる)。


