宇多田ヒカル離婚かー…。
無理だよなぁ…。素でそう思う。
なぜなら、ウチも同じ状況に容易になりえるからだ。
私と相方が同じ仕事をするとしよう。私が脚本、相方が監督。
私たちは最高の相性を持っている。
同じ思考に違う方向性。相手の考えることが手に取るようにわかる。
こう思うなら次はこれ。じゃあコッチの思考にもっていった方がいい。
最高に楽しく、面白いものが作れると思う。容易に想像がつく。
会議で議論。家に帰って議論。
ベットで横にいる寝顔をみてセリフを考えて
食事をしながらアイデアが出たら横にいる相方に、いや、監督に相談するだろう。
そのまま会社にいって、また議論。
たまに疲れて家でゴロゴロしようものなら
「コイル、寝てる暇あるなら次稿出せ」と言われ
ゴロゴロしてる相方を見れば
「じゃあ相方もアイデア出してよ」と怒るだろう。
私たちは、一日のほとんどを【面白いものを作るため】に頭を回している。
それ故にどこで休めばいいか分からなくなる。
泥沼だ。
宇多田ヒカルと紀里谷さんも、最高の相性なのだろう。
その証拠に、紀里谷さんが演出した宇多田のコンサート映像は最高に良かった。
お互い忙しく、たまに会えて嬉しいのに
そのたまに会った場所は【仕事の会議室】だったりするのだろう。
お互いを最高に認めている。
お互いを最高に好きだから、離婚したのだろう。
よき相談相手で居続けるために、他に伴侶を求めた。
―――恐ろしく自分に被せることができて、悲しい。
だから私と相方は、なにがあっても一緒に仕事することが出来ない。
私は相方の作品の大ファンだ。結婚するくらいのファンだ。
そしてクリエイターだ。悲しいまでに。
このジレンマは付き合い始めた頃からあった。
相方と仕事したい。でも、絶対駄目だ。
今は自分の実力不足をいい訳に逃げることができる。
でも実力と実績を身につけたら周りが私たちを一緒に仕事させるだろう。
それは間違いなく面白い。売れるだろう。
そして周りが続投を望み、私たちは別れる。
絶対に仕事はできない。
全ては私の成長一つにかかっていて、伸びたくて絶対に伸びたくない。
クリエイターの前に、女か?―――いや、違う。間違いなく
女の前に、クリエイターなのだ。
これが歌手と歌手とか、同じ職業ならまだ大丈夫だろう。
私たちは戦って上に上る敵であって、仲間の職業。
私は相方を踏み台にしたくない。
甘い。よくそう言われるけど、それは、女の私が感じることなのだろう。
あー、ヤダヤダ(なんだこの結論)。